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◎ハイブリッド植物 『常緑キリンソウ』
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常緑キリンソウは、その名の通り『常緑』で、一年を通して青々とした緑を楽しむことができます。
また、暑さ寒さ・過乾燥・過湿・病害虫・塩害・排気ガスなど、あらゆるトラブルに強い植物です。
特に過乾燥には他の植物に類を見ないほど強く、2ヶ月に一度の降雨のみで充分な生育をすることができます。 |

【 常緑キリンソウ 】
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そのため、雨水が当たる場所であれば例え屋上や壁面であっても、一切潅水装置を必要としません。
また、施工方法の工夫により、施肥や刈り込みといった面倒な維持管理も必要なくなります。 |
| Q. 常緑キリンソウってどんな植物? |
A. もともと日本にはキリンソウという植物が存在していました。江戸時代に
は傷薬や保存食として用いられたとされる安全な植物です。
常緑キリンソウは、従来のキリンソウの安全性をそのままに、より都市
緑化に適した植物へと品種改良したものです。
常緑キリンソウは日本原産の植物として、種苗登録(第15866号)を取得
しました。 |
| Q. 本当に常緑なの? |
A. 従来のキリンソウは冬の間、冬至芽と呼ばれる状態ですごす為、遠目に
は枯れてしまった様に見えてしまいます。しかし常緑キリンソウは、春と
秋の年2回新芽を出し、交互に生長を続けることで、常緑を保つことがで
きます。 |

常緑キリンソウ(左)と従来のキリンソウ(右) 2月撮影 |
| Q. ハイブリッド植物って? |
A. ほとんどの植物は、昼間に気孔を開いてCO2を取り入れ、光合成を行い
ます。口を開いている状態なので、蒸散効果による冷却効果が高いのが
特徴です。しかし一方では、水分が奪われるので乾燥に弱いという欠点
にもなってしまいます。このような植物はC3型植物と呼ばれます。芝緑化
がこれに当たります。
これに対し、セダムなど一部の植物はCAM型植物と呼ばれます。このよ
うな植物は、夜間にCO2を吸収し、昼間は気孔を閉じたまま光合成を行
います。無駄な水分の蒸散を防ぐので、乾燥に強く枯れにくいという特徴
を持ちます。しかし、蒸散量が少ないために冷却効果は低くなってしまい
ます。
常緑キリンソウは、これら双方の特徴を併せ持つ誘導型CAM植物と呼
ばれます。雨の日や灌水を行った際にはC3型の、水が不足した際には
CAM型の光合成を行うことがわかっており、乾燥に強く、高い冷却効果を
示すことが可能なのです。この特徴ををわかりやすく伝える為に『ハイブ
リッド植物』と呼んでいます。 |
| Q. 欠点は? |
A. 一つは、芝生のように上に乗ることができない点が挙げられます。一度
や二度であれば、植物の生長によってすぐに修復されますが、頻繁に踏
みつけることはできません。この点は今後の課題として残されています。
もう一つは繁茂力が弱い点が挙げられます。施工箇所が完全に緑で覆
われるまでに最長で2年近くかかってしまいます。しかし、最近の研究に
より劇的に繁茂を速くする方法がわかりました。現在では、施工時期にも
よりますが、およそ半年で繁茂が完了します。
また一方で、外来種のセダム類のような強すぎる繁茂力は施工範囲を
越えて自然を侵略してしまう恐れもありますので、一概に欠点とも言えな
いと考えています。 |

施工前 施工直後 施工後3ヶ月 |
| Q. どんな場所が緑化できるの? |
A. 屋上・壁面・法面など、どのような場所であっても緑化できます。潅水装置
の設置が必要ないために、従来は不可能であった場所でも施工できます。
また、わずか3〜5cmの薄層土壌で生育できますので、折板屋根のように
荷重を想定していないような場所での緑化も全く問題ありません。 |
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